1-6-2 介護事故報告 岡村△康
介護の現場でも医療現場同様、事故が発生することがあります。事故が発生した場合は報告する義務がありますが、普段から事故が起きると思ってサービスを実施している人は少ないと思います。報告の義務がありながら、事故が起こった時点で的確に報告書を作成できるスタッフは少ないでしょう。また、報告書は最終的に責任者が取りまとめて提出することになると思いますが、事故の現場に居合わせた複数の人から情報を集めて、多角的に要因の洗いだしを行う必要があります。介護現場のスタッフの協力を得なければできないことですので、事故報告の段取りは、事前に考えておくべきかと思います。
万が一現場で事故が発生した場合に、速やかに事故の内容をまとめて報告を上げたいとお考えの事業者様には、サンプルタスク文書「介護事故報告 岡村△康」が参考になるかもしれません。このタスク文書は、発生した事故について報告すべき項目を盛り込んだフォーマットを事前に用意して共有し、いざ事故が発生した際には粛々と情報を集め、関係機関に対する報告書をまとめて提出するための情報を整理するために活用いただきます。また、関係機関への報告後は、事故の全容を記録として残し、事故にあわれたサービス利用者のケアや、再発防止の教訓とするために活用されてはいかがでしょうか?
項目 |
内容 |
使う人 |
•介護事故報告書をとりまとめる役割の方が事故に関わった介護職員から 事故にまつわる情報を収集するために使います。
•介護スタッフが各々記載して、とりまとめ役の方が閲覧します。
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利用範囲 |
•複数の介護スタッフと責任者が共同利用
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おしごとルーム作成単位 |
•発生した介護事故ごとにひとつおしごとルームを作成
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タスク文書の作成単位 |
•事故に関わった介護スタッフごとにタスク文書を作成
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タグの使い方 |
•特に使いません。
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使用する機能:折りたたみブロック
このタスク文書は、発生した事故単位でおしごとルームを作ります。そのおしごとルームの中に、事故に関係した当事者たちが、それぞれタスク文書を一つ作り、それぞれの視点でレポートをあげてもらう想定で作成しています。報告項目は「対象者」「事故の概要」「原因分析と再発防止策」などとなっています。各項目は項目のタイトルだけを残して折りたためるようになっていますので、閲覧者が見やすいレイアウトになっています。【画面①】
使用する機能:表作成
「事故の内容」に関しては、報告業務になれていないスタッフでも迷わず記入できるように、事故の種別は選択式になっています。詳細な説明が必要になる場合も考慮して、別途記述欄も設けいています。【画面②】
「事故の原因分析と再発防止」の項目はすべて記述式になっています。紙の報告書フォーマットと異なり必要に応じ欄の大きさを変えられます。【画面③】
■効用
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