ビジネスにおけるコラボレーションとは?その効果と成功するポイント
クラウド活用
さまざまなジャンルでコラボレーションという言葉がよく使われていますが、ビジネスでも頻繁に耳にします。企業同士のコラボレーションは、新しいアイデアやイノベーションをもたらす効果が大きく、多様化する消費者ニーズに応えていくための有効な手段となります。
ここでは、ビジネスにおけるコラボレーションと、そのメリットや成功させるポイントについて紹介します。
ビジネスでもコラボレーションが盛んになっている
コラボレーション“collaboration”は、「共に働く」「協力する」「合作」などの意味があります。日本語では「コラボ」と略すことも多く、芸能界やファッションブランドなどでよく使われる言葉です。
コラボレーションを行うことで、これまでになかった新しい価値を創造できるため、昨今はビジネスでもよく聞かれるようになりました。
ビジネスでのコラボレーションとは
ビジネスでのコラボレーションと言えば社内の異なる部署間で行うこともありますが、企業同士のコラボレーションを指すのが一般的。特に異業種とのコラボレーション(異業種コラボ)が盛んになっています。
単純な提携や分業ではなく、自社と相手企業双方の強みを活かし、新たな価値を作り出す創造的な共同作業となるのが理想的なコラボレーションです。
ビジネスでコラボレーションするメリット
ビジネスでのコラボレーションには次のようなメリットがあります。
これまでにない成果が期待できる
異なる文化を持つ企業とのコラボレーションによって、これまでとは異なる視点から、より斬新な商品やサービスを生み出すことができます。双方の製品や技術、特徴などを活かした新しい価値の創造が可能です。
これまでにない評価やこれまで以上の成果が期待できます。
激化するニーズの変化に対応できる
現代は市場にモノがあふれ、他との差別化を図るのが困難な時代です。良いものは瞬く間に追随され、多くのものがすぐにコモディティ化。さらに、消費者の嗜好が多様化・細分化しているうえ、変化のスピードが加速しています。
また、消費者の価値観が「モノ消費からコト消費へ」変化しており、そもそもモノが売れにくい時代でもあります。
企業としてはより細やかに、より素早く消費者のニーズに対応し、新しい価値がある商品・サービスを生み出していかなくてはなりません。
コラボレーションを行えば、業界の枠を越えた視点や意外性のあるアイデアにより、より魅力あるものをスピーディーに作り出せる可能性が高まります。
顧客の広がりが期待できる
コラボレーションにより、これまでには接触の機会がなかったような顧客層にもアプローチが可能になります。お互いの顧客層を共有することで、市場を拡大することができます。
無駄を削減できる
自社だけでマーケティングや販促活動を行う場合よりも、広い範囲の顧客層に効率的にリーチすることが可能です。コストを削減しながら、効果的にPRを行えます。
リモートやDX化など時代の潮流に乗ることができる
他社とのコラボレーションを実現するため、日々のオンラインコミュニケーションやリモート会議などの環境を整える必要性が生まれることから、必然的にデジタル化を進めることになるケースも少なくありません。
コラボレーションのプロセスで、相手企業の知識やノウハウを共有できる可能性があります。ITに強い企業とのコラボレーションにより、これまでなかったIT技術を取り入れられることも期待できます。
以上のようなことから、リモート導入やDX推進など時代の潮流に乗ることができ、競争力強化につながります。
ビジネスでコラボレーションを成功させるポイント
ビジネスでのコラボレーションを成功させるためには、次のようなポイントがあります。
意識改革
コラボレーションを成功させるためには、これまでの常識や所属する組織のルールをいったん忘れる必要があります。以前と同じ考え方のままでは、新しいやり方を素直に受け入れられません。
先入観なく相手企業とコミュニケーションを取ることで、多様な価値観や物の見方を得ることができ、コラボレーションを成功へと導くことが可能になります。
ルール設定
コラボレーションを行うときには、コラボレーションの場でのルールを決めることが大切です。一定のルールを設定することで信頼関係ができ、スムーズに仕事を進めることが可能となります。
この際双方の組織のルールからはいったん離れ、コラボレーションのために新しいルールを決めることが大切です。
コミュニケーションの場を設ける
こまめにコミュニケーションを取ることで、コラボレーションを加速し、よりスムーズに進めることができます。ここでいうコミュニケーションとは仕事に必要な情報を共有することを目的とするものと、相互理解を目的とするものの2つの意味合いがあります。
いずれの目的であってもコミュニケーションを促進するためには、環境を整える必要があります。例えばスケジュール共有や文書共有、雑談なども含めて気軽にチャットなどができるコラボレーションツールがあると、コミュニケーションを図りやすくなります。
コラボレーションを促進するツール
前述のように、コラボレーションにおいては円滑なコミュニケーションは重要な成功ポイントです。それには、いつでも誰とでもどこででも、必要なタイミングでコミュニケーションが図れるような環境の整備が求められます。
適切なツールの導入によって、「いつでも」「(メンバーの)誰とでも」「どこででも」情報共有やちょっとしたやり取りなどが行いやすくなり、コラボレーションを促進することができます。
コラボレーションツールとしては、例えば「RICOH Desk Navi」のような“業務ポータル”となるツールも適しています。「おしごとルーム」機能でコラボレーションに関する情報を一元的に管理し、メンバーで共有することが可能です。RICOH Desk Naviの詳細は、下記よりからご覧ください。
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変化の速い顧客に対応するためにはコラボレーションが必要
消費者の行動や嗜好だけでなく社会全体が速いスピードで変化し、多様化しています。コラボレーションによって新しい視点を増やすことは、有効な策と言えるでしょう。
くり返しになりますが、コラボレーションを成功させるためにはコミュニケーションが最も大きなポイントです。異なる文化を持つ他企業とのコミュニケーションは、社内でのコミュニケーション以上に、意識して十分に取っていく必要があります。
適切なコミュニケーションツールを導入し、離れた場所にいる人ともそばにいるような感覚でコミュニケーションを図れるよう、環境を整えておくことが大切です。