Amazon Driveとは?知っておきたい容量や料金、使い方

Amazon Driveとは?知っておきたい容量や料金、使い方

クラウド活用

Amazonにも、Amazon DriveというAmazonユーザだけが使えるクラウドストレージがあります。巨大通販サイトとしてAmazonを認識している人にとっては意外なサービスと感じられるかもしれません。Amazonプライム会員限定ではなく、通常のAmazon会員でも使えるサービスなので、ぜひ知っておいてください。この記事では、Amazon Driveの基本的な使い方を紹介するとともに、テレワークでの仕事をする機会が増え、さらに重要視されるようになったチームでの情報共有や共同作業を実現するための業務ポータルについてもお伝えします。


Amazon Driveとは

Amazon Driveは、Amazonユーザのためのクラウドストレージサービスです。Amazonプライム会員だけではなく、通常のAmazon会員でも使えますが、Amazonプライム会員なら使える容量が増えるので、より使い勝手が良くなります。

Amazon Driveは、他のクラウドストレージと同じように、スマートフォンやタブレットからも、PCからも使うことができます。

Amazon Driveを使える端末

Amazon Driveは、次のような端末から操作することができます。どの端末からもすべてのファイルにアクセスし、保存、整理、共有することが可能です。

デスクトップアプリの場合は、Amazon Driveでも「Amazon Photos」アプリを使用します。ブラウザからは、Amazon Driveの管理ページAmazon Photosの管理ページからそれぞれ別に用意されていますが、ブラウザからも操作可能です。モバイルアプリは、Amazon DriveとAmazon Photosが別に用意されています。

  • パソコン(Windows PC、Mac)のブラウザからは「Amazon Drive」ページからアクセス。同じページからデスクトップアプリもダウンロードできます。
  • Androidスマートフォン、タブレット用のアプリケーションはこちらから Amazon Drive
  • iOS(iPhone、iPad)用のアプリケーションはこちらから Amazon Drive

Amazon Driveの容量と料金

Amazon Driveの容量と料金は、通常のAmazon会員か、Amazonプライム会員かで異なります。

  • 通常のAmazon会員の場合:5GBまで
  • Amazonプライム会員の場合:写真なら容量無制限、その他は合計5GBまで

通常のAmazon会員としてのアカウントには、料金はかかりません。つまり、5GBまでは無料で利用可能です。また、Amazonプライム会員の年会費は4,900円/年で、プライム特典のひとつとしてAmazon Photosを容量無制限で利用することができます。

どちらも、容量が足りなければ有料プランにして容量を増やすことが可能です。有料プランは100GBで2,490円/年から30TB/414,000円/年まで13種類あり、一度申し込むと、自動的に更新されます。有料プランは申し込んだらすぐに利用でき、料金プランの変更も容易です。

有料プランを申し込むときはAmazon Photosと表示されますが、そのままAmazon Driveとして利用でき、写真や動画だけでなくさまざまな形式のファイルを保存することができます。

Amazon Driveの使い方

Amazon Driveの基本的な使い方を紹介します。

ファイルの保存

  • ブラウザから操作する場合、ファイルの保存(アップロード)は、自分のアカウントでAmazon Driveの画面の「↑アップロード」ボタンからファイルやフォルダを指定します。
  • デスクトップアプリの場合は、Amazon Photosアプリの指定されたエリアにファイルやフォルダをドラッグします。
  • モバイルアプリの場合は、メニューの「アップロード」をタップしてから新しく写真や動画を撮影するか、ファイルやフォルダを指定します。

ファイルのバックアップ、同期

  • ブラウザからは、バックアップの設定を行うことはできません。
  • デスクトップアプリの場合は、Amazon Photosアプリの「↑バックアップ」ボタンから手動でバックアップを行うことができます。また、環境設定の「同期」タブから「同期の有効化」を設定することで、自動的にバックアップを行うことも可能です。
  • モバイルアプリの場合は、Amazon Photosアプリから自動保存を有効にすることで、自動的にバックアップを行います。モバイルアプリからは、通信費を節約するため、バックアップの作成をWi-Fi接続時にのみ行うか、いつでも行うかを選択することも可能です。

ファイルの削除

  • ブラウザからは、ファイルやフォルダを選択してゴミ箱に移動します。デスクトップアプリからは、写真や動画を選択するとブラウザが起動するので、そちらで操作します。
  • モバイルアプリからは、削除したいファイルやフォルダを長押しして、メニューから「ゴミ箱に移動」を選択します。

いずれの場合も、ゴミ箱に入った写真や動画は、30日後に完全に削除されます。30日以内は、ブラウザから元のフォルダに復元したり、手動で永久に削除したりすることも可能です。

フォルダの作成

Amazon Driveには、あらかじめ写真、ビデオ、ドキュメントのフォルダが作成されており、Kindleユーザなら「Send-to-Kindle」というフォルダも用意されています。それとは別に、新しくフォルダを作成してファイルを整理することもでき、作成するフォルダは、階層化(ネスト化)も可能です。

  • ブラウザからは「新規フォルダの作成」で新しくフォルダを作成できます。デスクトップアプリからは、「ストレージの管理」を選択するとブラウザが起動するので、そちらで操作します。
  • モバイルアプリからは、メニュー「フォルダを作成する」から、新しくフォルダを作成することができます。

ファイルの共有

Amazon Photosのファミリーフォルダを使えば、ファイルの共有も可能です。ファミリーフォルダを作成したら写真や動画を追加し、共有したい相手をメールで招待することで、他のユーザと写真や動画を共有できます。

  • ブラウザからは、ファイルやフォルダを選択してファミリーフォルダに移動します。デスクトップアプリからは、写真や動画を選択するとブラウザが起動するので、そちらで操作します。
  • モバイルアプリ「Amazon Photos」からは、削除したいファイルやフォルダを長押しして、メニューから「ファミリーフォルダ」を選択します。

1度に参加できるファミリーフォルダはひとつです。また、ファミリーフォルダの所有者またはメンバーでないと、ファミリーフォルダにアクセスすることはできません。

Amazon DriveとAmazon Photosとの違いは?

Amazon Driveにアクセスすると、Amazon Photosと表示されることがあります。また、Amazon Fireタブレットからは、Amazon DriveもAmazon Photosアプリから利用します。通常のAmazon会員にとってはAmazon DriveとAmazon Photosは一体化しているためです。

Amazonプライム会員にとっては、写真だけはAmazon Photosとして容量無制限で保存できますが、他のデータは別にAmazon Driveに保存されて、無料では5GBまで利用できます。

Amazon Photosとは?

Amazon Photosとは、写真や動画を保存できるAmazonのクラウドストレージサービスです。Amazon Driveとは別に容量が確保されています。

通常のAmazon会員は、Amazon PhotosとAmazon Driveを合わせて容量は5GBまでとなっています。

Amazonプライム会員の場合、Amazon Photosは容量無制限、Amazon Driveは5GBまでとなっています。

どちらも、有料プランにして容量を増やすことが可能です。この料金や容量はAmazon Driveの有料プランと共通で、Amazon Photosからの申し込みになります。

Amazon Driveと Amazon Photosとの違いは?

Amazon DriveとAmazon Photos には、次のような違いがあります。

  • Amazon Photosは写真や動画しか保存できませんが、Amazon Driveは写真や動画以外のファイルも保存できます。
  • Amazon Photosでは、写真や動画を保存するだけでなくフォトエディターで編集することも可能です。Amazon Driveはファイルを保存するだけで、加工はできません。
  • Amazon Photosでは、画像認識機能により写っている人物、場所、物に応じて写真を自動的に分類し、タグ付けを行います。ただし、誤ったタグを修正する方法はありません。
  • Amazon Photosは、個人の非営利目的での利用に限定されています。業務利用や商業利用はできません。Amazon Driveは業務利用も可能です。
  • Amazon Photosで扱えるファイルは、JPEG、PNG、MP4などです。Amazon Driveではそれに加えてPDF、DOCX、ZIPなど、さまざまな形式のファイルを扱うことが可能です。

Amazon PhotosのAmazonプライム会員だけの機能

Amazon Photosには、Amazonプライム会員だけが使える機能があります。

  • 写真および動画を容量無制限で利用できる
  • 写真および動画をギャラリー表示できる
  • 写っている人物、場所、物で写真を検索する機能がある
  • 家族や友人と共有できるファミリーフォルダを作成できる

写真や動画を保存するのに向いておりAmazonプライム会員ならより便利に使える

Amazon Driveは他のクラウドストレージサービスよりも機能は少ないように見えますが、写真をバックアップしたいというユーザにはおすすめです。特にAmazonプライム会員なら、写真や動画の保存は容量無制限のうえ、追加料金がかからず使えるのでとてもお得。インターフェイスはとてもシンプルで使いやすいので、あまり多くの機能は要らないというユーザにも向いています。家族と写真を共有するのも簡単なので、他のクラウドストレージサービスと使い分けてもいいでしょう。

RICOH Desk Naviの活用で共同作業をスムーズに

本稿では個人で利用されることの多いAmazon Driveの機能や使い方について紹介してきました。

現在、働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが推奨されるようになり、リモート環境で仕事をする機会が増えています。そのため、どこで仕事をしてもオフィスと同じ作業環境であることや複数の仲間とスムーズに共同作業が行える環境の拡充は必須です。ストレスなくチームでの作業を遂行するため、業務利用に適したクラウドストレージを導入されている企業も多いのではないでしょうか。

クラウドストレージは、ファイル共有を簡単に行える、大量のデータを保存しておけるなど、多数のメリットがあります。しかし、コミュニケーションが不足しがちなテレワークでの作業において、クラウドストレージを利用したチームでの情報共有や業務管理は、不便を感じることも多いでしょう。

こうした使いにくさを改善し、共同作業に欠かせない情報の共有と業務管理をスムーズに行うための業務ポータルとしてRICOH Desk Naviを紹介します。

https://office.solution.ricoh.co.jp/products/desknavi/feature

RICOH Desk Naviとは

RICOH Desk Naviはあらゆる情報を一元管理し、業務プロセスを可視化することによって、部門間の連携やチームでのプロジェクトを活性化する業務ポータルです。特に注目したいのが4つの特徴。

  • クラウドサインとシームレスに連携できるため、電子契約に関わる業務プロセスの一元管理が可能

  • ビジネスに必要な情報をひとつのワークスペースに管理し、チーム作業のさらなる効率化が実現可能

  • 使い勝手の良さにこだわったメール機能

  • ご使用のパソコンに保存されているデータからクラウドストレージに保存されているデータまで必要な情報を簡単に探せる横串検索機能

このような特徴により、RICOH Desk Naviではチームでの情報共有や業務管理を簡単に行えます。さらにRICOH Desk NaviをVPN経由で接続することで、リモートワーク環境下でのチーム作業の効率化も実現できます。

RICOH Desk Naviは、半年間無料でご利用いただけます。こちらのページにて、先述した4つの特徴の詳細や業種別の解決シナリオなども紹介しておりますので、是非ご覧ください。

https://office.solution.ricoh.co.jp/products/desknavi/feature

参考: